JIS許可3%以内混練で産廃スラッジの発生を手軽にゼロにする。
生コン混練用スラッジ水自動濃縮調整装置
スラッジ水を混練水として使用する場合通常の(戻りコンが少量でほとんど洗浄コンの時の)スラッジ濃度は2~2.5%と薄過ぎて濃度調整が難しく、その結果、スラッジを全部消費出来ず、余ってくる恐れがあります。しかし、一旦濃縮すれば手軽に濃度調整が出来、全量消費できます!先ず、スラッジ水濃度を一旦5%以上に自動濃縮します。
※戻りコンが少ない工場では、脱水機は不要です。戻りコンが多く発生し、3%を越し始めた時に追加設置する方法もあります。
スラッジ混練フロー&計算例
スラッジ混練計画例
条件
①単位セメント量を平均300kg/㎥とする。
②生コン出荷量は、10トンミキサー車1台当たり20㎥とする。
③混練出来るスラッジ固形分は、セメント質量の3%以下(9kg/㎥以下)とする。
④10トンミキサー車の残水を1日5回排出すると、150kg/台のスラッジ固形分が発生する。
⑤戻りコンは、平均出荷量の0.5%以内とする。
※下記表参照(上記条件による計算例)
戻りコンが平均出荷量の0.5%以内であれば、ミキサー車洗浄及び戻りコンにより発生するスラッジ固形分は、全て生コンに混練できる。
(但し、上記は与えられる条件が実際の個々の条件と異なる事がありますので参考としてください。)
戻りコンが増えると、スラッジ濃度が高くなりスラッジ水を全て混練できなくなります。
戻りコンが大量に発生したら、予備脱水機で脱水するか、又は一旦固めてワニコングで0〜40mmに粉砕する方法があります。